旅と史跡の記録

佐佳枝廼社

佐佳枝廼社

■概要■

徳川家康、結城秀康、松平春嶽と、藩祖・結城秀康に殉じた藩士3名を祀る神社。

■見どころ■

徳川家康、結城秀康、松平春嶽、と、藩祖・結城秀康に殉じた藩士3名を祀る神社。

■歴史■

寛永5年(1628年)に東照宮別当として福井城内に建立された天台宗万福山泉蔵院瑠璃光寺が前身。歴代藩主の菩提所であった。
明治6年(1873年)に福井藩祖・松平秀康(結城秀康)を祀るにあたり、松平春嶽が命名の佐佳枝廼社を建立。翌年には東照宮と合祀し、さらに明治24年(1891年)に松平春獄を合祀した。創建時の境内地は福井城西南、足羽川右岸の幸橋西北にあったが、明治29年(1896年)に松平家より旧城内御花畑と称する現在地の寄付を受けて遷座。
昭和期の空襲や震災などで社殿は焼失。昭和24年(1949年)京都市下鴨にある三井家祖霊社を譲り受け、移築移転し拝殿とした。昭和30年(1955年)災害を鑑み北陸初の鉄筋コンクリート造の入母屋造りの本殿を造営。平成元年(1989年)福井市中心部一帯の全国初の神社を含む再開発事業が着工。平成4年に権現造りの社殿及び神社会館、神楽殿及び境内の諸施設が竣工した。

■逸話■

社名の「佐佳枝廼社(さかえのやしろ)」は、松平春獄が「福井が栄えるように」という願いを込めて命名した。

■観光情報■

所在地:  福井県福井市大手3丁目12-3 
アクセス:  福井鉄道福武線 福井城址大名町駅 徒歩約3分 
御朱印/御城印など:  あり 
オフィシャルサイト: あり