旅と史跡の記録

亀岳山長寿院

長寿院本堂

■概要■

正徳元年(1711年)開山。白河役陣亡諸士碑、慶応戊辰殉国者墳墓などがある。

門柱

白河役陣亡諸士碑

慶応戊辰殉国者墳墓(西軍)

慶応戊辰官軍戦死肖像

■見どころ■

慶応戊辰殉国者墳墓は、慶応4年(1868年)の戊辰戦争白河方面における新政府軍の戦死者を祀ったもの。墓は計116基(薩摩藩29基、長州藩30基、土佐藩18基、大垣藩13基、館林藩7基、佐土原藩19基)あったが、大正期に薩摩藩の墓所は白河小峰城東側の鎮護神山に改装された。 白河役陣亡諸士碑の篆額「捐躬報国」は有栖川宮熾仁親王のもの。長州藩毛利家、薩摩藩島津家、土佐藩山内家をはじめ、大山巌や板垣退助など、名だたる人物が発起人として名が刻まれている。

■歴史■

長寿寺は、正徳元年(1711年)牧隠和尚の開山。現在の玉川村に建立されたが、江戸中期に白河藩主松平家の菩提寺・孝顕寺の住職がこの地に再興したという。その後松平家が領地替えで姫路に移ると孝顕寺も随行し、長寿院には孝顕寺の僧を一人残し、白河に葬られた藩主の霊廟を守るための寺とした。

■観光情報■

所在地:  福島県白河市本町北裏30 
アクセス:  JR白河駅 徒歩約10分 
御朱印/御城印など:  なし 
オフィシャルサイト: なし