旅と史跡の記録

清水屋旅館跡

清水屋旅館跡

■概要■

吉田松陰、土方歳三、新島襄・八重夫妻などが宿泊した旅館跡。

■見どころ■

建物は無く、石碑とガイドパネルが建てられている。

■ガイドパネル■

「この場所には多くの歴史的人物が宿泊した「清水屋」という旅館がありました。 幕末の志士たちに大きな影響を与えた吉田松陰は嘉永5年(1852)22歳の時に東北各藩を歴訪する大旅行をしており、中でも会津藩(藩校日新館)には特に強い関心を示し、二度にわたって訪れ見聞を広めています。松陰の旅の記録「東北遊日記」に記された七日町の宿がここ「清水屋」でした。 松陰が会津を去ってから16年後に戊辰戦争がおこります。会津藩と運命を共にした新選組副長・土方歳三は宇都宮城の攻防で足を負傷し、会津田島を経て「清水屋」に運び込まれ治療を受けています。土方はその後、函館五稜郭まで転戦し、西軍と徹底的に戦い続けたのです。 明治15年7月には、同志社大学の創始者新島襄・八重夫妻が初めて会津を訪れました。山本覚馬(新島八重の兄)の先妻の娘夫婦(伊勢時雄・峰)も同行し、八重と峰にとっては約10年ぶりの故郷訪問でした。27日に会津に到着し、この清水屋旅館には約一ヶ月宿泊していたといわれています。 木造3階建ての純日本旅館清水屋は、幕末から明治・大正にわたって会津の歴史を見つめ続け昭和初年に惜しまれながら取り壊されました。」

■観光情報■

所在地:  福島県会津若松市大町1丁目1−38 
アクセス:  七日町白木屋バス停 徒歩すぐ 
御朱印/御城印など:  - 
オフィシャルサイト: なし