旅と史跡の記録

萬松山天寧寺

天寧寺本堂

■概要■

幕末の会津藩家老・萱野権兵衛と次男の郡長正の墓所、裏山の墓地には近藤勇の墓所がある。。

天寧寺参道

近藤勇墓所入口

近藤勇墓

会津藩家老田中家墓所

■見どころ■

天寧寺の裏山の墓地には、土方歳三が近藤勇の遺髪を埋葬したという近藤勇の墓があり、隣には土方歳三の慰霊碑が建立されている。また、会津戦争の責任を負い、藩主助命の代わりに切腹した会津藩家老・萱野権兵衛と、萱野権兵衛の次男で明治4年に小笠原藩校・育徳館に留学中に育徳館南寮の一室で切腹した、郡長正の墓、家老の田中土佐(田中玄清)の墓などがある。

■歴史■

応永28年(1422年、芦名盛信の開基で傑堂禅師が創建した寺院。芦名氏の菩提寺だったが、摺上原の戦いで伊達政宗に蘆名義広が敗北し、天寧寺も消失。現在も残る遺構は本堂の礎石のみ。

■逸話■

郡長正の切腹の経緯は諸説あるが、留学先での食事の不満を母に書き送ったところ、厳しくたしなめる返書が届き、反省し戒めのためその手紙を持ち歩いていたが落としてしまい、拾った小笠原藩士の師弟に大衆の面前で罵られ、会津武士の面目を保つため切腹したという。

■観光情報■

所在地:  福島県会津若松市東山町大字石山天寧208 
アクセス:  奴郎ヶ前バス停 徒歩約10分 
御朱印/御城印など:  あり 
オフィシャルサイト: なし