旅と史跡の記録

福山城

福山城

■概要■

備後福山藩の藩主の居城。

伏見櫓

筋金御門

本丸広場

天守からの景色

月見櫓

焼けた石垣

三蔵稲荷神社

三蔵稲荷神社社殿

■見どころ■

福山城築城の際に、伏見城の松ノ丸東櫓を2代将軍・徳川秀忠が移築させたという伏見櫓、同じく伏見城から移築された本丸正門の筋金御門、外観復元された天守、月見櫓、御湯殿などがある。また天守内部は「福山城博物館」として福山城や歴代藩主に関する展示が見られる。また、築城の際に城内の北側(鬼門)に守護神として祀ったという三蔵稲荷神社がある。福山駅駅前側の石垣は空襲の火災で高温の激しい炎に長時間晒されたため、変色し角が丸くなっており、焼夷弾の威力を示す遺跡として保存されている。

■歴史■

備後国・安芸国を治めていた福島正則が改易となった後、元和5年(1619年)に水野勝成が初代備後福山藩主になると築城をはじめ、元和8年(1622年)に完成させた。福山藩は水野家5代、松平家1代、阿部家10代と幕末まで存続。明治6年(1873年)に廃城となり、建物の多くは取り壊され、天守、伏見櫓、筋鉄門、御湯殿、鐘櫓、涼櫓などが残った。国宝にも指定された天守と御湯殿は、昭和20年(1945年)の空襲により焼失。昭和41年(1966年)に天守と御湯殿、月見櫓が外観復元された。

■逸話■

福山城のある場所は昔は蝙蝠山と呼ばれていた。福山市の市章はコウモリがモチーフとなっている。

■観光情報■

所在地:  広島県福山市丸之内1丁目8−39 
アクセス:  JR福山駅 徒歩すぐ 
御朱印/御城印など:  あり 
オフィシャルサイト: あり