旅と史跡の記録

月照上人遺蹟之碑

月照上人遺蹟之碑

■概要■

西郷隆盛と親交のあった尊皇攘夷派の僧侶・月照が滞在した旅館・俵屋の跡地

■歴史■

安政の大獄で追われる身となった月照は薩摩藩へ逃れたが、藩は幕府との関係を鑑み「日向国送り」を命じた。「日向国送り」は薩摩国と日向国の国境で殺害を意味する処分で、これを知った西郷と月照は、共に錦江湾へ入水。月照は命を落とし、西郷は一命を取り留め、翌年奄美大島へ島流しとなった。

■ガイドパネル■

ここは、京都清水寺の僧月照が宿泊した旅館「俵屋」のあった場所です。月照が幕府の追求を逃れ、一足先に帰鹿していた西郷を頼って鹿児島に着いたのは安政5年(1858)11月8日でしたが、密告され藩庁により俵屋へ移され同月16日未明、西郷と相抱いて錦江湾に身を投じるまで、ここで過ごしました。

■観光情報■

所在地:  鹿児島県鹿児島市金生町6 
アクセス:  鹿児島市電 いづろ通駅 徒歩約2分 
御朱印/御城印など:  - 
オフィシャルサイト: なし