旅と史跡の記録

大山巌誕生之地碑

大山巌誕生之地碑

■概要■

西郷隆盛の従兄弟。日清・日露戦争で活躍。

■歴史■

天保13年(1842年)生まれ。西郷隆盛、従道兄弟とは従兄弟にあたる。明治3年(1870年)フランスに留学し、普仏戦争を視察した。西南戦争では別働第1旅団司令長官として政府軍側で参戦。第1次伊藤内閣で初代陸軍大臣となった。日清戦争では第2軍司令官、日露戦争では満州軍総司令官を務めた。

■逸話■

旧会津藩家老・山川浩の妹、山川捨松を後妻に迎えている。

■ガイドパネル■

「ナポレオン以来の戦略家」「ブルドックの如き猛将」「人格はグランド将軍、戦略はリー、ジャクソン両将軍に伍する」ー日露戦争で満州軍総司令官として奉天大会戦に勝利した大山厳元帥の名声は、世界を駆けました。1842年(天保13)に生まれ、幼名を岩次郎、後に弥介と改めた大山は、西郷隆盛が郷中頭を務める下加治屋町の元気坊として育ちました。西郷の弟従道とは特に中が良く、血気にはやって寺田屋事件で謹慎を命ぜられたり、薩英戦争では、スイカ売決死隊に加わり、英旗艦ユーリアスに乗り込んだという記録があります。砲術を学び、陸軍に身を置いた大山は、フランス留学の後、陸軍の近代化につとめ、初代陸軍大臣に就任。日清・日露の両戦争での活躍によって元帥公爵という最高の地位を与えられました。東洋の豪傑のイメージとは逆にハイカラを好み、豪壮なシュロス(西洋城)に住み、1916年(大正5)に永眠、国葬によって那須(栃木県)に葬られました。

■観光情報■

所在地:  鹿児島県鹿児島市加治屋町4−18 
アクセス:  鹿児島市電 加治屋町駅 徒歩約3分 
御朱印/御城印など:  なし 
オフィシャルサイト: なし