旅と史跡の記録

鶴丸城(鹿児島城)跡

御楼門と石橋

■概要■

薩摩藩島津氏の居城。

御楼門

石垣

篤姫像

ガイドパネル

■見どころ■

現在本丸跡には鹿児島県歴史資料センター黎明館、二の丸跡には県立図書館、市立美術館、県立博物館などがある。また、石垣や文化7年(1810年)に掛けられた石橋、令和2年(2020年)に復元された御楼門がある。

■歴史■

慶長6年(1601年)島津家久によって築城。本丸は廃藩置県後の明治5年(1872年)年に鎮西鎮台の分営となり、翌年12月、失火によって焼失した。また明治10年(1877年)西南戦争で二ノ丸が焼失している。

■ガイドパネル■

鹿児島城は、慶長6(1601)年頃、のちに初代薩摩藩主となる島津家久(第18代当主)が建設に着手した城で、鶴丸城の名で親しまれています。築城当初は、背後の山城(城山)に本丸、二ノ丸を置き、麓には屋形を置いて藩主の居所としていました。また、平城の三方は堀に囲まれていました。これは、島津氏が鎌倉時代からの守護として、山城と屋形で構成される城館という武家の伝統や格式を重んじて築城したものです。江戸時代の後半になると、本丸、二ノ丸は麓の居所を指すようになります。明治初期に記された成尾常矩指図いよると、本丸には大小100以上の部屋があったとされています。そのなかには能舞台もあり、平成26(2014)年度の発掘調査では、その一部がみつかりました。また、平成29(2017)年度の発掘調査では、庭園の一部と思われる配石などがみつかっています。

■観光情報■

所在地:  鹿児島県鹿児島市城山町7−2 
アクセス:  カゴシマシティービュー 薩摩義士碑前バス停 徒歩すぐ 
御朱印/御城印など:  なし? 
オフィシャルサイト: なし