旅と史跡の記録

オランダ領事館跡(長延寺跡)

オランダ領事館跡碑

■概要■

横浜開港当時オランダ領事館となった長延寺があった場所。

■見どころ■

神奈川通東公園内に石碑がある。

■歴史■

命帰山長延寺の開基は玄栄。石山本願寺に入陣していた玄栄は石山合戦が終結すると、天正10年(1582年)故郷の都築群吉田村(現・港北区新吉田町)に戻り堂宇を建立、寺号を長延寺とした。安政6年(1859年)にはオランダ領事館が置かれた。昭和40年(1965年)国道拡幅に伴う区画整理により緑区の現在地に移転している。

■ガイドパネル■

「神奈川宿歴史の道」の終点である神奈川通東公園は、寛永8年(1631)から昭和40年までの330年余の間、浄土真宗長延寺が所在した場所である。長延寺は、開港当時、オランダ領事館に充てられた。当時を偲ぶ狂歌の一節に「沖の黒船歴史を変えて、オランダ領事は長延寺」とある。昭和40年の国道拡幅に伴う区画整理によって、長延寺は緑区に移転し、跡地は公園となった。今は、わずかに旧オランダ領事館跡を示す石碑を残すのみである。

■観光情報■

所在地:  神奈川県横浜市神奈川区新町16 
アクセス:  京急本線 神奈川新町駅 徒歩すぐ 
御朱印/御城印など:  - 
オフィシャルサイト: なし