旅と史跡の記録

松代城(海津城)跡

松代城(海津城)跡

■概要■

松代藩主の居城

■歴史■

築城年は詳細不明ながら、永禄3年(1560年)「川中島の合戦」の際に武田信玄の命で山本勘助が築城したとされ、海津城と呼ばれていた。慶長5年(1600年)森忠政が城主の際に「待城」、松平忠輝が城主の際に「松城」と呼ばれ、元和8年(1622年)に真田信之が上田から移封となり、3代藩主・真田幸道と時に「松代城」と改名した。幕末まで真田家が城主となり、明治期に廃城となった。建物等は取り壊されたが、平成16年(2004年)に櫓門、木橋、石垣、土塁、堀などが修理・復元された。

■ガイドパネル■

松代城は、江戸時代には松代藩主・真田家の居城でした。そのはじまりは、戦国時代に築城された海津城です。海津城の築城年代は不明ですが、海津城の名が文献に確認できるのが永禄3年(1560)ですので、このころにはすでに築城されていたことがわかります。戦国時代から江戸時代初頭までこの地を支配した武田信玄や上杉景勝などにとって、この城は北信濃を支配する上での軍事的・政治敵に重要な拠点となっていました。元和8年(1622)に真田信之が松代に移ると、松代城本丸に御殿を建築し、松代藩政の拠点としました。その後、江戸時代の半ばには、御殿が城の南西に位置する花の丸に移ることになり、本丸は機能を持たなくなりました。

■観光情報■

所在地:  長野県長野市松代町松代18−2 
アクセス:  アルピコ交通 松代駅バス停 徒歩約2分 
御朱印/御城印など:  あり 
オフィシャルサイト: なし