旅と史跡の記録

臼杵城跡

臼杵城跡

■概要■

臼杵藩稲葉家の居城。

大門櫓

畳櫓

石垣

卯寅口門脇櫓

卯寅稲荷神社

臼杵護国神社

ガイドパネル

■見どころ■

嘉永7年(1854年)に建てられた卯寅口門脇櫓、明和年間(1764~1722年)に再建されたという畳櫓が現存。櫓跡の石垣なども残されている。また、復元された二ノ丸大門櫓、西南戦争で戦死した臼杵藩士43名を祀る招魂社を創建し、のちに藩祖・稲葉良通を祀った稲葉神社と歴代藩主も合祀した臼杵護国神社、永禄5年(1562年)に大友宗麟が築城の際に建立したのが由来という卯寅稲荷神社がある。

■歴史■

築城年は諸説あるが、永禄5、6年(1562,3年)に大友宗麟が築城したというのが有力で、それ以前の弘治年間(1555~1558年)には利用されていたという説もある。その後、大友氏に代わって豊臣家の家臣・福原直高が城主となり、福原氏が府内城へ転封となると太田一吉が入封。慶長5年(1600年)に稲葉貞道が臼杵藩初代藩主となり、 廃藩置県が行われるまで稲葉氏が藩主となった。

■逸話■

二の丸跡には、天正4年(1576年)ポルトガル副王から大友宗麟に贈られた大砲佛狼機砲(ふらんきほう)の複製がある。宗麟はこれを「国崩」(くにくずし)と名付け、この大砲をもとにした大砲を量産し、臼杵城に備え付けていた。原型は16世紀に大友氏が所有したのち薩摩藩主・島津氏にわたり、明治維新後に靖国神社に献納されたと伝わる。

■観光情報■

所在地:  大分県臼杵市臼杵丹生島 
アクセス:  JR日豊本線臼杵駅 徒歩約7分 
御朱印/御城印など:  あり 
オフィシャルサイト: なし