川越城跡
本丸御殿玄関
■概要■
代々幕府の重臣を務めた川越藩主の居城。本丸御殿が現存。
■見どころ■
嘉永元年(1848年)に建てられた本丸御殿(玄関・大広間・家老詰所)が現存している。富士見櫓跡、大手門跡、田曲輪門跡などには碑が建てられている。
■歴史■
長禄元年(1457年)扇谷上杉氏の上杉持朝の命で太田道真・太田道灌父子によって築城された。江戸時代には川越藩主は代々幕府の重臣を務めた。江戸初期には将軍が鷹狩りなどで度々化くぁごえを訪れたことから、本丸御殿は将軍のための「御成御殿」であったと考えられている。元禄時代には本丸御殿は解体され、城主の御殿は二ノ丸に置かれたが、江戸末期に二ノ丸御殿は火災で焼失し、当時空き地だった場所に本丸御殿が再建された。明治期に廃城になり、御殿など多くの建物は移築・解体され、本丸御殿の玄関・広間部分はその後置かれた「川越県」の県庁として利用された。家老詰所部分は商家に移築されていたが、昭和期に川越市に寄贈され、現在の場所に移築された。
■逸話■
川越城本丸御殿から徒歩15分ほどの場所にある喜多院(川越大師)には、江戸城の紅葉山御殿が移築され、客殿・書院として現存している。
■観光情報■
所在地: | 埼玉県川越市郭町2丁目13−1 |
アクセス: | 市内循環バス 市役所バス停 徒歩約7分 |
御朱印/御城印など: | あり |
オフィシャルサイト: | なし |