旅と史跡の記録

伊藤博文別邸跡

伊藤博文別邸跡

■概要■

伊藤博文の晩年の別邸跡

■見どころ■

遺構はないが、解説板が建てられている

■ガイドパネル■

伊藤博文別邸跡:この解説板の南側一帯の広大な敷地(地図参照)は初代内閣総理大臣となった伊藤博文の別邸跡にあたります。明治40年(1907)、大日本帝国憲法制定に功績があった伊藤に対して、明治天皇から憲法草案の審議場であった元赤坂仮皇居会食所の建物と、移築費として二万一千円が下賜されました。伊藤は東京府荏原郡大井村のこの地に約五千坪の土地を購入して移築し、「恩賜館」と名づけました。その後、恩賜館の隣には和洋館並列型の二階建て邸宅が建てられ、伊藤の嗣子・博邦一家が居住しました。伊藤没後、大正7年(1918)に恩賜館は明治神宮に献納され、「憲法記念館」と呼ばれ皇室関係の行事に使用されました。昭和22年(1947)からは、明治神宮の結婚式場「明治記念館」として一般に利用されています。和洋館の邸宅と敷地は、大正11年に上杉伯爵家へ譲渡され、昭和19年には日本光学工業(株)の所有となりました。平成10年(1998)老朽化のため解体され、邸宅の一部は山口県萩市に移築・公開されています。

■観光情報■

所在地:  東京都品川区大井3丁目18 
アクセス:  JR京浜東北線大井町駅徒歩約11分 
御朱印/御城印など:  - 
オフィシャルサイト: なし