旅と史跡の記録

諏訪山吉祥寺

吉祥寺山門

■概要■

榎本武揚の墓所がある

本堂

鐘楼

二宮尊徳墓碑

榎本武揚墓所

榎本武揚墓所

■見どころ■

享和2年(1802年)建立の山門、文化元年(1804年)建立の経蔵が現存。江戸期の大学寮「旃檀林」(駒澤大学の前身)が寺内に設けられていた。現在は山門に「旃檀林」の額が掲げられている。
大名や旗本の菩提寺とされていたことから新発田藩溝口家、麻生藩新庄家などの墓所がある。また、二宮尊徳や榎本武揚など著名人の墓所や、「八百屋お七・吉三郎比翼塚」がある。

■歴史■

長禄2年(1458年)太田道灌が江戸城を築城する際「吉祥増上」の金印が井戸の中から発見され、江戸城内(現在の和田倉門内)に堂宇を建立し、吉祥庵と称したのがはじまり。天正19年(1591年)に現在の水道橋一帯に移転。明暦3年(1657年)明暦の大火で堂宇が類焼。その後現在地に移転し七堂伽藍が建立されるが、太平洋戦争の空襲で山門や経蔵を残し消失。戦後、本堂や庫裏などが復興再建された。

■逸話■

八百屋お七の伝承:
大火で被災し吉祥寺へ避難したお七は、寺小姓に一目惚れする。家が再建され戻ったお七は寺小姓が忘れられず、火事になればまた会えるようなるのではないか、と自宅を放火。捕らえられたお七は、火あぶりの刑になった。 (お七が避難したのは吉祥寺ではなく円乗寺という説もあり、円乗寺にはお七の墓がある)

■観光情報■

所在地:  東京都文京区本駒込3丁目19−17 
アクセス:  東京メトロ南北線 本駒込駅 徒歩約5分 
御朱印/御城印など:  あり 
オフィシャルサイト: なし