旅と史跡の記録

井上源三郎資料館

井上源三郎資料館

■概要■

新選組隊士・井上源三郎の井上家子孫が開設した私設の資料館

■見どころ■

新選組や八王子千人同心に関する資料を展示している。天然理心流の道場も同設している。

■逸話■

八王子千人同心:
井上源三郎の兄・松五郎は、八王子千人同心であった。八王子千人同心とは、元は甲斐武田家に仕えていた人々で、武田家滅亡後に徳川家の配下となった。千人頭は旗本格で、知行地が与えられた。同心は幕府から手当は支給されたが、武士としての役目を勤める時以外は八王子周辺の村に居住し、年貢も納めていた。

■ガイドパネル■

井上源三郎は、文政12年(1829年)、井上藤左衛門の三男として日野宿に生まれた。天然理心流近藤周助へ入門し剣術を学び、文久3年(1863年)浪士組に加わり上京し、新選組結成後は副長助勤・六番隊長として活動した。慶応4年(1868年)鳥羽伏見の戦いで、淀千両松にて銃弾を受けて戦死した。当資料館では、井上源三郎及びその兄で八王子千人同心であった井上松五郎に関する資料を展示している。主な展示品は、源三郎宛天然理心流免許、近藤勇が松五郎に贈った刀(銘大和守秀国)、松五郎宛土方歳三書簡などである。

■観光情報■

所在地:  東京都日野市日野本町4丁目11−12 
アクセス:  JR中央本線日野駅 徒歩約5分 
御朱印/御城印など:  - 
オフィシャルサイト: