月輪山円政寺
月輪山円政寺
■概要■
元は大内氏の祈願寺で、現在の山口市円政寺町に創建。後に現在地に移転。境内に高杉晋作、伊藤博文が遊んだという木馬がある。
円政寺本堂
石灯籠
金比羅社
金比羅社の大天狗面
木馬(神馬)
■見どころ■
中国四十九薬師霊場第三十三番札所、山口県十八不動三十六童子霊場第8番札所。境内には十二支の彫刻が施された金毘羅社がある。門前には、高杉伊藤両公幼年勉学之所・二孝子祈願之金毘羅社という石碑があり、逸話を伝えている。また、幼年期の高杉晋作や伊藤博文らが遊んだといわれる文政3年(1820年)寄進の木馬(神馬)がある。安政5年(1858年)建立の本堂前の石灯籠は、山口県最大のもの。
■歴史■
元は大内氏の祈願寺で、鎌倉時代頃に現在の山口市円政寺町に創建。大内氏滅亡後、慶長9年(1604年)毛利氏が萩へ築城する際に萩城下塩屋町(現・多越神社)に移転し、毛利氏の祈願寺となる。神仏分離令により明治3年(1870年)に現在地にあった法光院と合併・改称した。
■逸話■
伊藤博文が11歳の頃、約1年半法光院(円政寺)に預けられ、親戚の住職の下で雑用をするかたわら読書や習字を教わった。高杉晋作は幼少期、金比羅社の大天狗の面を見せられ、物おそれしないようにしつけられたという逸話がある。当時の天狗面は髭を蓄え瞳は金色に光っていたという。二孝子とは、文化12年(1815年)12月、2人の兄弟が母親の産後の病気平癒祈願のため七日七夜断食して金比羅社に参拝、満願の夜雪の中を家に帰る途中、松本川東岸の雁島付近で凍死した、という逸話の兄弟のこと。
■観光情報■
所在地: | 山口県萩市南古萩町6 |
アクセス: | 萩美術館浦上記念館・萩城城下町入口バス停 徒歩約5分 |
御朱印/御城印など: | あり |
オフィシャルサイト: | なし |