旅と史跡の記録

木戸孝允誕生地

木戸孝允誕生地

■概要■

木戸孝允が20歳まで過ごした旧宅。城下町・江戸屋横町にある。

■見どころ■

木戸孝允が20歳まで過ごした旧宅。城下町・江戸屋横町にある。

■歴史■

木戸孝允は天保4年（1833年）藩医・和田昌景の長男として誕生。後に藩士・桂家の養子となる。藩校明倫館に通い、吉田松陰の兵学門下となる。慶応元年（1865年）、藩命により姓を「木戸」と改め、明治維新に尽力した。

■ガイドパネル■

「木戸孝允は、天保4年（1833）6月26日、萩藩医和田昌景（石高20石）の長男として、ここに生まれた。8歳で石高150石の桂家（末期養子のため石高90石）の養子となったが、養母死亡のため実家で成長し、江戸に出るまでの約20年間をこの家で過ごした。初名は桂小五郎、33歳の時藩命により木戸貫治、翌年木戸準一郎と改めた。実名は孝允。 17歳の時には藩校明倫館で、吉田松陰に学んだ。30歳の頃から藩の要職につく一方、京都におもむいて国事に奔走した。慶応2年（1866）には、坂本竜馬の仲介によって薩摩の西郷隆盛らと倒幕の一大勢力となる薩長同盟を結んだ。 明治新政府では特に五箇条の御誓文の草案作成に参画し、版籍奉還や廃藩置県の実現に力を尽くした。これらの功績により、西郷隆盛、大久保利通とともに「維新の三傑」と呼ばれた。明治10年（1877）5月26日」、西南戦争のさなか、45歳で京都で病死。 この旧宅は、大正15年（1926）に子孫の木戸幸一氏より当時の萩町へ寄贈されたもので、桟瓦葺二階建。木戸孝允が誕生した部屋や庭園など当時の姿をよく残しており、昭和7年（1932）に国の史跡に指定された。」

■観光情報■