旅と史跡の記録

吉田松陰生誕地

吉田松陰生誕地

■概要■

吉田松陰が19歳まで過ごした杉家の跡地。

吉田松陰先生誕生之地碑

松陰先生産湯の井

■見どころ■

吉田松陰の実家・杉家の旧宅地。建物の間取りをかたどった敷石や、吉田松陰産湯の井戸などが見られる。

■歴史■

吉田松陰は天保元年(1830年)杉百合之助の次男として誕生。嘉永元年(1848年)に杉家が清水口に転居するまで居住していた。杉家は嘉永6年(1854年)に現在の松陰神社の地に移転した。

■ガイドパネル■

「この付近は「団子岩」と総称され、萩城下が一望できる風光明媚な場所である。 杉家の建物は、元は萩藩士八谷聴雨の山荘であり「樹々亭」と称していた。 松陰は、天保元年(1830)8月4日、杉百合之助の次男としてここに生まれ、19歳までの人間としての形成期を過ごした。 旧宅の間取りは玄関(3畳)、表座敷(6畳)、居間(6畳)、隠居部屋(3畳)、納屋(3畳)、台所、それに別棟の納屋と厩という、非常に狭く、簡素な造りであった。 嘉永6年(1853)に杉家が転居した後、いつしか建物などは失われ、荒れ果てていたが、大正11年(1922)に椿東村青年会会長信国顕治が、青年会員に呼びかけて整備した。当時の間取りを示す旧宅の敷石も、後に住んでいた人の記憶によってこの時復元したものである。 整備に合わせて山県有朋が「吉田松陰先生誕生之地」石碑の大事を揮毫している。肩書きを「門下生」のみとしているところに、師に対する謙譲の気持ちが表れている。なお、山県有朋は整備完了前に死去したので、これが絶筆となった。」

■観光情報■

所在地:  山口県萩市椿東 
アクセス:  松陰生誕地前バス停 徒歩すぐ 
御朱印/御城印など:  - 
オフィシャルサイト: なし